サプライチェーンの透明性に関する本声明（以下、「本声明」）は、2015年英国現代奴隷法の第54項に従って、Ab Initio Software LLCとその関連会社（Ab Initio Software Ltd.を含むが、それに限定されない）（以下、総称して「Ab Initio」）によるものです。本声明は、Ab Initioの直接的なサプライチェーンにおいて奴隷および人身売買（以下、総称して「現代奴隷」）違反のリスクを管理するために当社がこれまで取り組んできた措置と、引き続き取り組んでいく措置を明確に示すものであり、当社はこのようなリスクが非常に低いと確信しています。本声明は、Ab Initioの業務執行社員/取締役によって承認されています。
Ab Initioは世界的な企業集団として、現代奴隷が国際的な犯罪組織によって急速に拡大している活動の1つであり、世界各国に影響を及ぼす可能性があることを認識しています。Ab Initioにおいて、人権の尊重は当社の文化と事業の遂行に不可欠です。その理由は、強制労働、奴隷労働、人身売買による労働の防止が、当社の人材管理の慣行に内在するものであり、当社のサプライヤに求められるものであるためです。
当社のビジネスとサプライチェーン
Ab Initioは、データ管理ソフトウェアのグローバルプロバイダです。米国マサチューセッツ州レキシントンに本社を置き、世界10か所にオフィスを構えています。当社のチームは、多くの専門分野にわたる、コンピュータ科学者、エンジニア、物理学者、領域エキスパート、その他の貢献者で構成され、世界に通用するエンタープライズソフトウェア製品を開発し、お客さまとその請負業者がこれらの製品を使用してお客さまのきわめて困難な情報処理ニーズを解決するアプリケーションを構築できるよう支援しています。
当社はソフトウェア会社であり、その核となるのがきわめて有能なスタッフです。世界各地でAb Initioに雇用されているスタッフに対し、当社は堅固な雇用慣行を整え、スタッフがAb Initioで行う勤労と、Ab Initioがお客さまに提供するサービスが、現代奴隷の観点からリスクの低いものとなるよう徹底させています。
Ab Initioは、当社のソフトウェア製品の開発やお客さまへのサービスの提供を下請け業者に委託しません。
当社のサプライチェーンは、主に、コンピュータハードウェア、オフィスサプライ品、食料品、清掃サービスなど、当社のオフィスで利用する物品やサービスを扱う組織で構成されています。当社は、さまざまな規模の多くの組織と取引契約を結ぶことで、これらの物品やサービスを入手しており、それらの組織の本部は米国にあります。
当社は、当社のスタッフとこれらのサプライヤに関するコンプライアンスアプローチを以下にように定めています。
現代奴隷の防止に向けた当社のアプローチ
Ab Initioは、当社のあらゆる商取引において、高い倫理基準に従うことに尽力しています。当社のビジネスにおける倫理観には、あらゆる形態の現代奴隷に対する断固としたアプローチが組み込まれ、当社の取引先にも同様の高い基準と責任を求めます。
当社のスタッフが、奴隷労働や強制労働、人身売買の対象になることがあってはなりません。当社のスタッフには、当社のために働き、妥当な通知を受け取った後に退職する自由がなければなりません。当社は、採用および雇用プロセスにおいて現代奴隷のリスクがほとんどないことを確信しています。
同様に、当社はすべてのサプライヤに対し、その従業員を同様に扱い、それぞれの業務およびサプライチェーンにおいて現代奴隷や人身売買が行われていないことを保証するために必要なデューデリジェンスに取り組むことを求めています。
当社は、社内またはサプライチェーンのスタッフが不本意な労働、奴隷労働、強制労働、人身売買、その他の形態の現代奴隷の対象となっていることに気付いた人は、当社が問題を調査できるように直ちに当社の社内法務チームに問題を報告するよう求めています。当社は、このような報告を匿名で行うことができ、内部告発者が報復を受けることはないという事実を重視しています。
今後の措置
今後は、主要なサプライヤの利用状況を定期的に審査し、当社のリスクが増大したと判断した場合には当社のプロセスを改善していく予定です。
本声明は、Ab Initioの経営幹部によって承認され、2023年12月31日を末日とする年に2015年英国現代奴隷法第54項（1）に基づいて出されました。
Clifford A. Lasser
上級副社長
Ab Initio代表